病院薬剤師 vs 薬局薬剤師 働き方・待遇を比較【転職経験者がリアルに解説】

転職体験記

はじめに

「薬局に転職したら、働き方はどう変わるんだろう?」

病院薬剤師から薬局への転職を考えているなら、給与だけでなく、夜勤・残業・休日の取りやすさなど、働き方全体がどう変わるのかも気になりますよね。

この記事では、病院薬剤師として10年以上勤務したのちに調剤薬局へ転職した私が、給与以外の待遇・働き方の違いをリアルに比較してお伝えします

給与の比較については別記事で詳しく解説しているので、そちらも合わせて読んでみてください。

[▶ 薬局薬剤師の年収はぶっちゃけいくら?病院と比べてみた]

この記事を読むと、転職後の生活がどう変わるか、ありありとイメージできるようになります。ぜひ最後まで読んでみてください😊


比較①|夜勤・当直

病院薬剤師

病院によって異なりますが、当直の当番が回ってくるケースが多いです。私がいた病院では、通常勤務が終わった後、そのまま当直に入り、翌日は帰宅できるスタイルでした。つまり実質24時間の出勤です。体力的な消耗は無視できません。

薬局薬剤師

基本的に夜勤・当直はありません。閉局時間(18時前後)になれば業務は終わります。

実際どう変わった?

転職してから、毎晩ぐっすり眠れるようになりました。当直前後の消耗がなくなっただけで、体の回復がまったく違います。精神的にも楽になりましたが、それ以上に感じたのは「休みが保障されている」という安心感です。日曜・祝日は必ず休めるので、旅行などプライベートの予定も前もって立てやすくなりました。病院時代は長期連休中も出勤があったため、友人や家族と休みが合わないことも多かったのですが、その心配もなくなり、連休がより充実したものになりました。


比較②|残業時間

病院薬剤師

棚卸業務や各種委員会の会議資料作成など、業務が多岐にわたるため残業になりやすい環境でした。緊急対応というより、業務量が多く終わらないという印象が正直なところです。

薬局薬剤師

閉局時間があるため、残業はほとんどありません。私の薬局では、地域の勉強会などで年数回残ることがある程度で、それ以外はほぼ定時退勤です。

実際どう変わった?

実は、薬局の閉局時間は病院の定時より遅いことが多いです。でも、残業がないぶん、帰宅時間はトータルで病院時代とほぼ同じか、むしろ早くなりました。残業込みの「実際の退勤時刻」で比べると、薬局の方がずっと安定しています。夕食を家で食べる・家事を済ませて寝る、そんな当たり前のことが当たり前にできるようになりました。


比較③|朝の時間・通勤

病院薬剤師

早出シフトや当直明けなど、勤務開始時間が不規則になりがちです。

薬局薬剤師

私の薬局では開局が8:30で、私自身の出勤は8:55です。病院時代より通勤開始が遅くなったこともあり、朝に余裕が生まれました。家のことを済ませてから出勤できる感覚は、時短勤務をしているような感覚に近いです。


比較④|休日・有給休暇

病院薬剤師

私がいた病院は、基本はカレンダー通りですが、月1回程度の休日出勤があります。長期連休は交代で勤務しなければならず、代休のない出勤もありました。有給は取れる環境かどうか、職場によって差が大きい印象です。

薬局薬剤師

土曜日も基本開局しているため、月〜土の間のどこかで1日休みとなるシフト制です。日曜・祝日は休みになります。また、年に2回程度、日曜祝日の休日当番が回ってきますが、私の薬局では必ず代休がつきます。有給については職場によりますが、小規模店舗の場合はスタッフ人数が少ないため、取りにくいこともあります。


比較⑤|職場環境・チーム規模

病院薬剤師

医師・看護師・その他の医療スタッフとチームを組んで動きます。薬剤部内の人数も多く、先輩・同僚・後輩とのやり取りが活発です。勉強会・学会・認定資格取得など、専門性を深める機会が豊富にあります。

薬局薬剤師

職場によってかなり差がありますが、調剤薬局は小〜中規模が多く、スタッフ数は少ない傾向があります。チームよりも個人の裁量が大きい働き方になります。医師との連携は書面・電話が中心で、病院とは連携の仕方が変わります。


比較⑥|身体的な負荷・運動量

病院薬剤師

注射薬の搬送・病棟間の移動など、体を動かす機会が多いです。私は病院時代、それが自然な運動になっていました。

薬局薬剤師

投薬窓口の業務はほぼデスクワークです。転職してから体力が落ちました。意識して動かないと、運動不足はすぐ実感できます。


まとめ比較表

項目病院薬剤師薬局薬剤師
夜勤・当直あり(通常勤務→当直で実質24時間)基本なし
残業多い傾向(業務が多岐にわたり終わらない)ほとんどなし(地域勉強会で年数回程度)
朝の時間当直前後で不規則になりやすい出勤時間が遅め・朝に余裕が出やすい
休日休日出勤あり・代休が取れないことも月〜土シフト制・日祝休み(休日当番は年2回・代休あり)
チーム規模大きい・多職種連携が活発小規模・個人裁量が大きい
専門性学会・認定取得の機会が多い限られる(職場による)
運動量多い傾向少ない(デスクワーク中心・体力が落ちる)

給与・年収の比較はこちら

働き方だけでなく、給与・年収の違いも気になる方はこちらの記事もどうぞ。

[▶ 薬局薬剤師の年収はぶっちゃけいくら?病院と比べてみた]


まとめ

病院薬剤師から薬局へ転職すると、給与の変化だけでなく、生活リズム・体の回復・朝の余裕など、日常の質に関わる部分が大きく変わります。

  • 夜勤・当直がなくなり、毎晩ぐっすり眠れる
  • 定時退勤が基本になり、18時に帰れる生活になった
  • 朝の時間に余裕が生まれ、時短勤務のような感覚になった

一方で、運動不足になりやすい・専門的なキャリアを積む機会が減る、という変化もあります。年収だけでなく、働き方全体で転職を検討することが大事だと、実際に転職して強く感じました。


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