はじめに
「職務経歴書って、何を書けばいいんだろう?」
転職活動を始めて、最初に戸惑うのが書類の準備ではないでしょうか。特に病院薬剤師として長く働いてきた方にとっては、自分の経験をどう整理して伝えればいいか、イメージしにくいですよね。
この記事では、病院薬剤師として10年以上勤務したのちに薬局へ転職した私が、転職書類を書く際に意識したポイントをお伝えします。
書類選考をほぼ一発でクリアできた経験をもとに、実際に役立ったことを中心にまとめています。ぜひ参考にしてみてください😊
履歴書と職務経歴書の違い
まず、2つの書類の役割の違いを整理しておきましょう。
- 履歴書:氏名・生年月日・学歴・職歴・資格などの基本情報をまとめた書類。事実を正確に記載することが重要です。
- 職務経歴書:これまでの業務内容・経験・スキルを具体的に伝える書類。自分の強みをアピールする場です。
薬局転職では、エージェントから書式を受け取ることが多いため、様式に合わせて記入していく形になります。
履歴書を書く際のポイント
① 資格は正式名称で、薬局で重視されるものを意識する
「薬剤師免許」ではなく、**「薬剤師免許取得」**と正式な表記で記載します。取得年月とともに記載しましょう。
薬局転職で特に重視されると感じた資格が2つあります。
1つ目は保険薬剤師資格証です。保険薬局で働くには保険薬剤師の登録が必要で、すでに登録済みであることが採用の決め手になる場面があります。私は以前に薬局で勤務していた期間があり、その際に取得していた保険薬剤師資格証が評価されました。病院薬剤師として長く働いていた方でも、過去に薬局勤務の経験があれば必ず記載しておくことをおすすめします。
2つ目は薬剤研修センターの認定薬剤師です。かかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局を推進している薬局では特に重宝されます。持っている方は必ず記載しましょう。
一方、病院薬剤師としての専門的な資格(病院領域の認定・専門資格など)は、薬局側にとっては馴染みが薄く、あまり反応が強くないと感じました。オーバースペックに映ることもあるかもしれません。それよりも、病棟薬剤師としてどんな業務を担当していたかを具体的にわかりやすく伝える方が、薬局側には伝わりやすいと思います。
② 職歴は時系列で整理する
学歴は高校卒業くらいから、職歴は古い順に記載するのが基本です。転職回数が多い場合でも、省略せずすべて記載してください。
③ 志望動機は「なぜこの薬局か」を具体的に
履歴書に志望動機欄がある場合は、「薬局で働きたいから」という漠然とした内容ではなく、その薬局を選んだ具体的な理由を書くことが大切です。在宅・施設業務への関心、地域との関わり方など、応募先の特徴と結びつけて書くと説得力が増します。
職務経歴書を書く際のポイント
① 業務内容は「薬局の視点」で整理する
病院薬剤師として多岐にわたる業務を経験してきたと思いますが、職務経歴書では薬局業務に近い経験を中心に記載するのがポイントです。
たとえば:
- 調剤・監査の経験
- 服薬指導・患者対応の経験
- 在宅・施設への対応経験
- 医師・看護師との連携経験
注射調製や病棟専任業務など、薬局では直接使わない業務も記載してよいですが、薬局業務とのつながりを意識して書くと読みやすくなります。
② 数字や具体的なエピソードを入れる
「服薬指導を行っていた」だけでなく、「外来・入院患者への服薬指導を担当し、〇〇科の患者を主に対応していた」など、具体性を持たせることで伝わりやすくなります。担当病棟・診療科・患者層などを盛り込むと、スキルのイメージが相手に伝わりやすくなります。
③ 自己PRは「どう貢献するか」より「自分のスタンスや希望」を正直に
自己PRというと「御社でこう貢献できます」という方向で書きがちですが、相手がどんな人材を求めているかは会社次第です。想像で貢献できることを狭く書くより、自分がどういうスタンスで仕事に向き合いたいか、どんな環境を求めているかを正直に書く方が、かえってお互いのミスマッチを防げると思います。
私の場合は、大げさなアピールよりも、自分が大切にしたいことや求めている環境を素直に書きました。ほぼ一発でエージェントのOKをもらえたので、「正直に書く」という方針は間違っていなかったと感じています。
エージェントに確認してもらう
書き上げたら、必ずエージェントの担当者に確認してもらいましょう。内容の抜け漏れや表現の修正など、プロの視点でアドバイスをもらえます。
私はエージェントから様式をもらい、ほぼ自分で書いて提出しました。ほぼ一発でOKをもらえたので、「自分の言葉で素直に書く」という方針は間違っていなかったと思っています。
まとめ
薬剤師の転職書類を書く際のポイントをまとめます。
- 学歴は高校卒業から、職歴は時系列で漏れなく記載する
- 保険薬剤師資格証・認定薬剤師は必ず記載する
- 病院の専門資格より、病棟業務の内容を具体的に書く方が伝わりやすい
- 志望動機は「なぜこの薬局か」を具体的に書く
- 職務経歴書は薬局業務に近い経験を中心に、具体的に書く
- 自己PRは貢献より「自分のスタンスや求める環境」を正直に
- 書き上げたらエージェントに確認してもらう
書類は「審査されるもの」ではなく、「自分を知ってもらうための資料」です。難しく考えすぎず、自分の経験を素直に整理することが一番の近道だと思います😊
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